みなさんこんにちは。
今回は先日、一部社員と船を1隻チャーターして瀬戸内海下津井を中心に鯛釣りに出かけた事を述べさせて頂きます。
今回海上に向かったのは年長の社員とその子供さん、並びにそのお父様の家族3代と、もう一人中年社員と僕。それと県外から1人で来られている一般客だった。
前日の就寝時間1時間程(小学生が遠足を楽しみに前日眠れなかった訳では無く、寝酒のつもりが逆に眠れなくなり、ドラマ『モテキ』を全話見てしまってた・・・。)だったが早朝4時に迎えが来て近くのコンビニでお酒(まだ飲むか!)やつまみを買い、すき家で朝食をして港に5時に着いた。
それでは出航ということで、下津井近辺まで一気にぶっとばし、あっという間に最初のポイントに付き、いよいよ開始!まずコンビニで買ってきたチューハイをプシュッと言わせて、この日の為に買ってきたタングステン製のビンビン玉(エサ)を竿に取り付け、一気に海底に放り込んだ。
この日は天候も先週から続く雨の影響も少なく、曇り空で途中雨が降ったが次第に止み、風も程よく吹き、気温も低く気持ちよくスタート出来た。
・・・・・。気持ち良いスタートを個々が感じとっていながらもやはり最初の喰い付きはスタート開始から1時間後、今回我々の中に同船していた1人で来ている県外の方だった。即座に合わせた様子でぐんぐん海上に魚が上がっていく様子。うっすら見えたのはなんとピンク色・・・・・・。上がればやはり鯛だった!
船上では喜ばしい反面、羨ましい反面、悔しさ全面(?!)のなんとも言えぬ空気に包まれた。我も我もと言わんばかりにリールを動かす回数も増え次第に殺伐とした空気にも感じた(苦笑)
そんな中、今回一緒に来ていた年長社員のお父様ボソッと一言、『・・・魚が良く当たるな・・・。』と呟いた。
『なぬっ!?』と思い、開始して1時間少々経つが、竿に重みを感じた瞬間は隣にいた年長社員の子供の竿に針が絡まったぐらいだった・・・・・・。しかも2回・・・・・・(涙)
自分もフィッシングを本気でしだしてまだ1年位でしかも数える程度。フィッシングに対しなかなか億劫だった我が人生になんでもっと早く習ってこなかったんだろうと自問自答しているなかその横目に子供のはしゃぐ顔・・・・・。
この子のように親父に釣りを教えてもらえる環境が羨ましいなぁ・・・・・・・・。自分もこんな親父が欲しかったなぁ・・・・・・・・。そんな事を思いながら自分の親父の事を反芻しだしてみた・・・。自分の親父はもう定年してて元々事務員を勤め毎日デスクワークをしていた。特に見た目も線は細く、もちろん体育会系では無くて趣味といえば無趣味。性格は綺麗好きで神経質。当然釣りやアウトドアはしなく、むしろ嫌いみたいで、酒や女遊びも当然しなく毎日まじめに帰ってきてた。友達という友達も自分が生きてきて一人も見たことが無い。ただ現在も好きな事といえば株で『株式ニュース』や『四季報』を良く見ているみたいなんだが、今は無職なので特に投資も出来ずにいる。 会ってもろくに喋ろうとせず、自分はまだ未婚者だが、結婚や将来の話も一切無く後世の導きも特別する訳でもなく、全く何が楽しみで生きているのか解らないまま残りの余生を終えようとしている。他にも・・・・・・。
んっ?・・・・・・昨日からの飲酒と寝不足と若干の船酔いと魚が釣れないイラ立ちを全部親父にぶつけていて超ネガティブシンキングになっていた。
すまねー親父。親父が悪いのじゃあなくフィッシングに対し避けていたんだ・・・・。逃げていたんだーーー!と思い、碇シ〇ジばりに自分に言い聞かせながらリールを巻いた。
すると、竿にグッと重みを感じ近くにいるみんなにそのリアクションを伝えた。
ただちに船長がテンション高く網を持ってスタンバイする。 みんなの目線もこっちへ集中している。
リールもグイグイ上に上がってくる感じで、竿もしだいに暴れだす。
『やべーーっ!これが釣りの醍醐味か!!』
そう思った瞬間うっすら見えたのは薄いピンク色・・・・。人生で薄いピンク色を見てきたなかで、嬉しかったことといえば中学生の時の体育の時間に別に好きでもない女の子のブルマからはみ出ていた薄いピンク色の下着のような物体を見た瞬間と、今置かれている現状だろう。(あれは下着では無くハンカチだと言い張られたが・・・。)
それで約1分間程の格闘を経て上がって来たのはやはり鯛だった。
過去通算4回目の海釣りで中学生の時の甘酸っぱい青春白書を思い出しつつなんとも言えぬ感情に苛まれた瞬間でした。
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